ステンレスとアルミの見分け方完全ガイド!誰でも一瞬で判別する裏ワザ
ステンレスとアルミの見分け方完全ガイド!誰でも一瞬で判別する裏ワザに関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
ネット検索や知恵袋などで散見される誤情報の筆頭が「磁石がつかない金属はすべてアルミである」という俗説です。これは金属の結晶構造を知らないことによる重大な誤認です。
台所用シンク、高級調理器具、建材などに最も広く採用されているオーステナイト系ステンレス「SUS304(18-8ステンレス)」は、金属組織が面心立方格子構造をとっているため、基本状態では磁石に全く反応しません。そのため、「磁石がつかないからアルミだ」と即断してスクラップ処分やリサイクル分別に出してしまうと、大きな判別ミスを招くことになります。
ただし、SUS304であっても、プレス加工や絞り加工によって強い外力が加わった部位(例えば鍋の縁やシンクの角部分)は、加工誘起マルテンサイト変態を起こし、局所的にごく弱い磁性を帯びることがあります。磁石を近づけたときに「ほんの少しだけ引っ張られる感触がある」「特定の部分だけ僅かに吸着する」という挙動を示した場合は、加工されたオーステナイト系ステンレスであると特定できます。