ズボラとは怠惰ではない?心理学が解き明かす真の実力と生活術
ズボラとは怠惰ではない?心理学が解き明かす真の実力と生活術の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
「部屋が片付かない」「家事を後回しにしてしまう」。長年、こうした行動は本人の「意志の弱さ」や「だらしなさ」のせいにされてきた。だが、最新の心理学が提示する視点はまったく異なる。
人間が1日に判断できる回数には上限がある。脳科学や行動心理学の研究によれば、細部にこだわりすぎる完璧主義者ほど「決断疲れ」を起こし、重要な局面で集中力を切らしやすい。対照的に、いわゆる「ズボラ」とされる人々は、無意識のうちに優先度の低い作業を削ぎ落とし、脳の容量(ウィルパワー)を節減しているのだ。
日本心理学会をはじめとする研究コミュニティでも、この「選択的非行動」に関する議論が深まっている。義務感による疲弊を防ぎ、必要な時だけ爆発的なパフォーマンスを発揮する。つまり、ズボラさは欠点どころか、極めて合理的な自己防衛反応と言い換えることができる。