椎名林檎『ギブス』歌詞の真相|「写真は嫌い」に潜む切ない愛と狂気
今注目を集めている 椎名林檎『ギブス』歌詞の真相|「写真は嫌い」に潜む切ない愛と狂気について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。
2000年1月26日、日本の音楽シーンに激震が走りました。5thシングル『ギブス』と6thシングル『罪と罰』が、2枚同時にリリースされたのです。ギブス罪と罰リリース経緯を振り返ると、レーベル側の商業的思惑を超越した、表現者・椎名林檎の多面性を世に刻みつける周到なマニフェストであったことが分かります。
静謐なピアノとストリングスが感情の激昂を包み込む壮大なバラード『ギブス』に対し、『罪と罰』はグランジの荒々しさと喉をすり潰すような絶唱が支配するロックナンバー。白と黒、祈りと呪詛のような鮮烈なコントラストは、音楽チャートを席巻しました。両作を引っ提げて同年3月にドロップされた2ndアルバム『勝訴ストリップ』は、230万枚を超えるダブルミリオンを記録。平成の音楽史に燦然と輝く金字塔となりました。
勝訴ストリップ収録曲のなかでも、『ギブス』はアルバム全体のメロディアスな情緒を支える大黒柱として機能しています。激しいノイズと退廃美が交錯する同作において、この曲が提示するストレートな哀愁は、彼女の作家としての底知れなさを決定づけました。