猫も蚊に刺される?耳や鼻の腫れとフィラリア症の猛威【2026】

猫も蚊に刺される?耳や鼻の腫れとフィラリア症の猛威【2026】についての真相をご紹介します。

蚊に刺されることによる最大の脅威は、犬糸状虫が引き起こす「猫のフィラリア症」です。「フィラリア=犬の病気」という古い認識を持つ飼い主はいまだに多いものの、日本獣医学会や日本寄生虫学会の研究データによると、猫の体内にもフィラリア幼虫は確実に侵入・寄生します。

犬の場合、数十匹の成虫が心臓や肺動脈に寄生して慢性的な心不全を引き起こしますが、猫は犬に比べて血管や心臓が小さいため、わずか1〜2匹の寄生でも致死的な肺動脈閉塞やショック症状を引き起こします。初期には咳や呼吸困難、嘔吐など喘息や消化器疾患に似た症状(HARD:犬糸状虫随伴呼吸器疾患)を示し、診断が極めて困難です。最悪の場合、何の前触れもなく突然死に至るケースも報告されています。

アニコム損保などのペット飼育実態調査および臨床獣医師の報告によると、フィラリアに感染した猫の約3割から4割が「完全室内飼育」でした。蚊は玄関の開閉、ベランダの洗濯物の取り込み、網戸の数ミリの隙間、さらにはエレベーターに同乗して高層マンションの上層階まで侵入します。「外に出さないから安全」という認識は、現代の都市型住環境において危険な錯覚に過ぎません。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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