吉岡里帆が『カルテット』で見せた怪演と「人生ちょろい」の深層
吉岡里帆が『カルテット』で見せた怪演と「人生ちょろい」の深層の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
松たか子をはじめ、満島ひかり、高橋一生、松田龍平という錚々たる演技派が揃ったカルテットの輪。その緻密に構築された会話劇へ、容赦なく斧を振り下ろすかのように飛び込んできたのが吉岡里帆だ。
カルテットの4人が持つ「後ろめたさ」や「優しさ」を有朱は平然と踏み躙る。別荘に忍び込み、ヴァイオリンを盗もうとするシーンで見せた生々しい身体表現と、松たか子演じる巻真紀と対峙した際の緊迫感。予定調和を徹底して壊す「劇中の異物」として機能し切った彼女の度胸とアプローチは、共演陣からも絶賛を集めることとなった。