昭和最大の闇「白鳥事件」の真相!暴かれた謀略と冤罪の全記録
昭和最大の闇「白鳥事件」の真相!暴かれた謀略と冤罪の全記録にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
惨劇の舞台は札幌市南6条西16丁目の路上。被害者となった白鳥一雄警部(射殺後に警視へ昇任)は、札幌市警察の警務課長であり、治安維持の急先鋒として共産主義運動の取締りに辣腕を振るっていた人物だった。小雪が舞う夜、背後から自転車で近づいた何者かが拳銃を発射。弾丸は白鳥警部の心臓を貫通し、即死状態だった。
自治体警察だった札幌市警察は威信をかけ、総力を挙げた捜査を開始する。しかし、夜間の降雪によって現場の足跡や遺留品はかき消され、初動捜査は混迷を極めた。警察組織内部の焦燥感が増すなか、捜査の照準は瞬く間に「過激な左翼グループによる組織的テロ」へと絞り込まれていく。客観的な物証の積み上げよりも先に「犯人像」が規定されるという、初動における決定的な歪みがここに生じていた。