社会保険と社会保障の違いとは?給与天引きの仕組みと制度改革の全貌
社会保険と社会保障の違いとは?給与天引きの仕組みと制度改革の全貌の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
毎月の給与明細で「社会保険料」として引かれている項目には、具体的にどのような種類があるのでしょうか。日常会話では一括りにされがちですが、実務上は「狭義の社会保険」と「労働保険」に分類されます。
【狭義の社会保険(主に生活・老後・医療をカバー)】
・健康保険:業務外の病気や怪我の治療費負担を軽減し、傷病手当金などを支給。
・厚生年金保険:原則65歳からの老齢年金のほか、障害年金や遺族年金を上乗せ支給。
・介護保険:40歳以上が加入し、要介護状態になった際に介護サービス費用を給付。
【労働保険(主に働く現場のリスクをカバー)】
・雇用保険:失業時の基本手当(失業保険)や育児休業給付金、再就職支援を支給。
・労災保険(労働者災害補償保険):業務中や通勤途中の怪我・病気に対して給付。保険料は全額会社負担。
制度を理解する上で外せないのが、健康保険と国民健康保険の違い、そして厚生年金と国民年金の違いです。
会社員が加入する健康保険や厚生年金保険は、保険料を会社と本人が50%ずつ負担する「労使折半」が適用されます。一方、自営業者やフリーランスが加入する国民健康保険や国民年金は、全額を加入者自身が納める必要があります。また、厚生年金は国民年金(基礎年金)に上乗せされる「2階建て構造」となっており、受給額や手厚さにおいて大きな差異が生じます。