大人の白っぽい便は何のサイン?危険な病気の見極めと緊急受診基準
大人の白っぽい便は何のサイン?危険な病気の見極めと緊急受診基準に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
白っぽい便が出た際、どれほど迅速に医療機関へ向かうべきかを左右するのは「便以外の随伴症状」の有無です。日本消化器病学会や関連学会の報告でも、胆道閉塞による症状は急速に全身状態を悪化させることが警告されています。以下の兆候が1つでも重なっている場合は、経過観察を打ち切って直ちに受診してください。
1. 尿の色が濃いウーロン茶色・コーラ色になっている
胆汁が腸に流れ込めなくなると、行き場を失ったビリルビンは血管内へと逆流します。血中ビリルビン濃度が跳ね上がると、腎臓がそれをろ過して尿中に排泄しようとするため、尿が驚くほど濃い赤褐色へと変化します。「便が白く、尿が異常に濃い」という組み合わせは、胆汁鬱滞(うったい)を示す典型的な警告サインです。
2. 白目や皮膚が黄色くなる(黄疸症状)
血液中にビリルビンが充満すると、身体の組織に沈着し始めます。最初に変化が現れるのは眼球の白い部分(結膜)です。鏡を見て白目が黄色っぽく濁っている、あるいは手のひらや全身の皮膚が黄色みを帯び、皮膚に痒みが生じている場合は、重篤な閉塞性黄疸を起こしています。
3. 右上の腹部(右季肋部)の激痛と発熱
白っぽい便に加えて、みぞおちから右上腹部にかけて刺し込むような痛みがある場合、胆管結石や急性胆嚢炎の可能性が跳ね上がります。さらに悪寒や高熱(38度以上)を伴っている場合は、滞留した胆汁に細菌が繁殖して「急性閉塞性化膿性胆管炎」を起こしている疑いがあります。これは放置すれば数時間から数日で敗血症ショックに至る極めて危険な救急疾患です。