愛車のキュルキュル音を撃退!Vベルト張り調整の基準値と正しい手順
愛車のキュルキュル音を撃退!Vベルト張り調整の基準値と正しい手順の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
ベルトの張り調整を行う上で、最も重要な指標となるのが「たわみ量」です。張りすぎても緩すぎてもトラブルの原因となるため、メーカーが指定する基準値を正確に把握しなければなりません。
一般的な目安として、プーリーとプーリーの支間長中央部を親指で約98N(約10kgf)の力で強く押し込んだ際、たわみ量が7〜10mm程度(新品装着時は5〜7mm程度)に収まる状態がVベルトたわみ量基準値とされています。指で押す感覚だけで判断するのが不安な場合は、専用の測定器具を活用するのが確実です。
確実な数値を求めるプロの現場では、ベルトテンションゲージ測定が用いられます。ベルトにゲージを挟み込んでバネばかりの原理で荷重と変位量を測るアナログゲージや、ベルトを指先で弾いた際の固有振動周波数をマイクロフォンで拾って張力をデジタル換算する音波式テンションメーターが主流です。感覚頼みの調整による誤差を排除し、規定トルク通りの張りを再現できます。