監獄のお姫さまが再放送されない理由とは?最終回と配信状況徹底追跡

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物語のクライマックスとなる最終回では、散りばめられていたすべての伏線がクリスマスイブの一夜に収束しました。馬場カヨたちが実行した板橋吾郎の誘拐劇は、身代金目的ではなく、過去に起きた「爆笑ヨーグルト姫事件」の全貌を自白させるための公開尋問でした。

アジトであるガレージに拘束された吾郎に対し、カヨたちはこれまでの証拠を突きつけながら執拗に追及を続けます。しのぶの元恋人を沖縄の海岸で殺害し、しのぶに罪を着せた張本人は間違いなく板橋吾郎その人でした。しかし、計算高い吾郎は法的な隙を突いて逃げ切ろうと抵抗を試みます。

局面を決定づけたのは、ネット生配信を通じた世論の喚起と、若井ふたばが検事の長谷川春彦(塚本高史)と周到に連絡を取り合っていた警察ルートの包囲網でした。生配信のカメラの前で、自らの虚栄心と保身を暴かれ取り乱した吾郎は、ついに自らの口で犯行を認める言葉を吐露します。その瞬間、ネット上の世論は一変し、事件は全面解決へと舵を切りました。

復讐が完遂された後、カヨたちは「自分たちは罪を犯した犯罪者である」という冷徹な現実から逃げ出すことはしませんでした。吾郎を私的に拉致・監禁した罪を受け入れる覚悟を決めていた彼女たちの前に警察が踏み込みます。しかし、その表情に後悔の色はなく、晴れて無罪放免となり息子・勇介と再会を果たすしのぶの姿を見届け、満ち足りた笑顔を浮かべていました。ラストシーンで若井ふたばがカヨたちに向けた「更生するぞ!」という力強い号令は、単なるハッピーエンドに終わらせない宮藤官九郎特有の倫理観と人間愛が結晶化した名場面です。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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