劇場版「無限城編」三部作でついに覚醒か――圧倒的絶望を体現する「黒死牟」の謎と、令和のファンを惹きつける異様なカリスマ性に迫る
劇場版「無限城編」三部作でついに覚醒か――圧倒的絶望を体現する「黒死牟」の謎と、令和のファンを惹きつける異様なカリスマ性に迫るにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
黒死牟を語る上で避けて通れないのが、双子の弟である継国縁壱との関係性だ。生まれながらにして神に愛された天才である縁壱に対し、兄である巌勝(のちの黒死牟)が抱いたのは、純粋な憧れと、それを遥かに凌駕するドス黒い嫉妬だった。どれだけ努力しても届かない絶対的な才能の壁。彼は弟を超えるためだけに、人間としての生を捨て、鬼舞辻無惨の手を取った。このあまりにも人間臭く、そして悲劇的な執着こそが、彼のキャラクターを唯一無二のものにしている。