目の揺れは病気のサイン?眼振動画で見極める原因と緊急受診目安

目の揺れは病気のサイン?眼振動画で見極める原因と緊急受診目安について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をご確認ください。

眼振を伴う激しいめまいに襲われた際、第一に見極めるべきは「耳の病気(末梢性めまい)」なのか、それとも「脳の病気(中枢性めまい)」なのかという点である。両者のリスクプロファイルは根本から異なる。

末梢性めまいの場合、耳の奥にある前庭組織の障害が引き金となる。代表例が良性発作性頭位めまい症(BPPV)であり、頭を動かした特定の瞬間にのみ強い回旋性・水平性の眼振が現れ、数十秒から1分程度で急速におさまる特徴を持つ。また、激しい回転性めまいに耳鳴りや難聴、耳の閉塞感が重なるメニエール病や、風邪症状の後に突然激甚なめまいが数日間にわたって持続する前庭神経炎も末梢性の代表格だ。末梢性の眼振は、一般的に決まった一方向(水平や回旋)へ強く揺れ、視点を一点に固定して注視すると揺れが減弱しやすい傾向がある。

警戒を要するのが、脳幹や小脳に病巣が存在する中枢性眼振である。上下方向に瞳が揺れる垂直眼振(下向き・上向き)や、注視する方向を変えるたびに揺れる向きが反転する眼振、頭を動かさず安静にしていても延々と止まらない眼振は、中枢性の可能性が極めて高い。中枢性の揺れは物をじっと見つめても抑制されにくく、耳鳴りや難聴といった耳の症状を伴わないケースが多いのも特徴だ。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest