ピラミッドはいつ作られた?4500年前の真相と最新研究の全貌
ピラミッドはいつ作られた?4500年前の真相と最新研究の全貌とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
ピラミッドの謎を解く鍵として、近年目覚ましい成果を上げているのが最新テクノロジーを駆使した調査です。
2013年に紅海沿岸のワディ・アル=ジャルフで発見された世界最古のパピルス『メレルの日誌』には、大ピラミッド建設に携わった現場監督メレルの航海記録が生々しく記されていました。上質な白い化粧石を切り出すトゥーラ採石場からギザまで、ナイル川の水路を利用して船で運搬していた事実が一次資料で裏付けられたのです。さらにギザ台地周辺の堆積物分析から、当時はピラミッドの足元までナイル川の支流(アフラマット支流)が流れており、効率的な舟運インフラが存在していたことも判明しました。
また、国際研究チーム「スキャンピラミッド(ScanPyramids)」による素粒子ミューオン探査では、大ピラミッド内部に全長約30メートルにおよぶ巨大な未知の空間(ボイド)や、北側エントランス背後に隠された幅2メートル・奥行き9メートルの回廊が発見されました。これらの空間が構造的な重量分散のための部屋なのか、あるいは未発見の埋葬施設なのか、非破壊検査による調査が続けられています。