トイストーリーのブタの名前はハム!声優交代の真相と裏設定を徹底解剖

トイストーリーのブタの名前はハム!声優交代の真相と裏設定を徹底解剖の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

ハムというキャラクターの魅力の半分以上を担っているのが、あの飄々として味のある「声」です。原語版(英語)では、ピクサー作品の全作品に出演し「幸運のお守り」と呼ばれた名バイプレイヤー、ジョン・ラッツェンバーガーが演じています。早口で理屈っぽい独特の語り口は、ピクサー映画の象徴的なトーンを生み出しました。

一方、日本の映画ファンにとって最も馴染み深い日本語吹き替え版を担当したのは、昭和・平成の日本声優界を牽引したレジェンド、大塚周夫(おおつか ちかお)氏です。『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男や『ルパン三世』の初代・石川五ェ門などで知られる大塚氏が吹き込むハムは、単なる皮肉屋にとどまらない、どこか人生の酸いも甘いも噛み分けた老紳士のような枯れた色気と愛嬌が同居していました。

しかし、2015年1月に大塚周夫氏が85歳で惜しまれつつ急逝。これに伴い、2019年公開の『トイ・ストーリー4』をはじめとする以降の関連作品では、劇団青年座出身の実力派声優・辻親八(つじ しんぱち)氏が「トイストーリー ハム 声優」のバトンを受け継ぎました。

キャスティング発表当初、長年のファンからは「大塚さんのあの独特な抜け感を再現できるのか」という不安の声も上がっていました。しかし、辻氏は大塚氏が築き上げたハムのシニカルな温度感とテンポを徹底的に研究し、違和感のない完璧な演技を披露。関係者インタビューでも語られている通り、先代への深いリスペクトを込めた辻氏の熱演は、古参ファンからも絶賛をもって迎えられました。声優の魂が世代を超えてリレーされた好例として、今なお声優ファンの間で語り継がれています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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