月組トップ鳳月杏の真価と人気の秘密|92期遅咲きが拓く男役の境地
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鳳月杏のキャリアを語る上で欠かせないのが、2014年末の花組への組替えと2019年の月組復帰という劇的な道のりです。千葉県出身、国府台女子学院高等部を経て宝塚音楽学校へ入学した92期生の彼女は、月組時代からスタイルの良さと渋い演技力で注目を集めていました。しかし、彼女の役者としての幅を決定的に広げたのは、花組時代に出会った多彩な役どころでした。
当時の花組トップスター・明日海りおのもとで、『CASANOVA』のコンデュルメル夫人役(女役)をはじめとする難役を次々と好演。強烈なインパクトと妖艶な存在感で劇団内外にその実力を知らしめました。古巣である月組に戻った後は、月城かなと体制下の2番手スターとして組を支え、『出島小宇宙戦争』や『ELPIDIO』などの主演作で単独主演としての確固たる集客力と舞台統率力を証明しました。