なぜ韓国はハルビンに熱狂するのか?映画と歴史が交錯する真相

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映画の反響はスクリーンの中だけにとどまりません。中国現地では、ハルビン韓国人観光客動向が顕著な盛り上がりを見せています。黒竜江省観光当局の統計や現地旅行社の推計によると、ハルビンを訪れる韓国人渡航者の数は前年同期比で大幅な伸びを記録しており、その主目的は歴史の現場を自らの目で確かめる「ダークツーリズム」や「歴史巡礼」です。

巡礼の中心地となっているのが、改修を経て整備されたハルビン安重根記念館です。ハルビン駅の構内に直結するこの施設は、2014年に中韓両政府の合意のもとで開設され、一時的な移転期間を経て再び駅舎内に復活しました。来館者は記念館の窓越しに、ハルビン駅安重根の銃撃現場であるホームの敷石(事件地点を示す印が刻まれている)を間近に見下ろすことができます。記帳ノートには、韓国各地から訪れた修学旅行生や一般旅行者によるハングルでの祈りや決意がびっしりと書き込まれています。

さらに見逃せないのが、ハルビン市平房区にある731部隊ハルビン現在の状況です。旧日本陸軍の細菌戦部隊跡地である「侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館」には、広大な敷地に当時の実験室やボイラー棟の遺構が保存展示されています。現地を訪れる韓国人観光客の多くは、ハルビン駅の安重根記念館とこの731部隊跡地をセットで巡回する歴史ツアーに参加しており、日中戦争から植民地支配に至る近代史の傷痕を体感する現場となっています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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