水子地蔵が赤い前掛けと風車を持つ理由|供養の費用相場とマナー解説
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水子地蔵は、仏教における地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の化身とされています。親より先に亡くなった子どもは、親不孝の罪を背負って三途の川の「賽の河原(さいのかわら)」に留まり、親の供養のために小石を積み上げ続けるという伝承が存在します。しかし、積み上げるそばから鬼が崩してしまうため、そこへ現れて幼子を抱き上げ、自らの衣の中に包み込んで救い出すのが地蔵菩薩です。
水子地蔵が赤い前掛け(よだれかけ)を身につけている最大の理由は、古来より「赤」が強い魔除けの力を持つ神聖な色と信じられてきたためです。生まれたばかりの命を「赤ちゃん」と呼ぶように、無垢な魂を悪霊や厄災から守り、地蔵菩薩に我が子を託す目印として母親たちが奉納した習慣が定着しました。
境内で見かける風車(かざぐるま)にも、胸を打つ親心が反映されています。あの世へ旅立った子どもが寂しくないよう「天国で楽しく遊べる玩具」として供える意味のほか、風を受けて回り続ける姿に「輪廻転生(再び新たな命として生まれ変わること)」への願いを重ねています。また、目に見えない風に乗せて親の祈りを天国へ届ける媒介という意味合いも込められています。