胡蝶蘭の花が終わったらどうする?二度咲きの切り方と枯らさない育て方

胡蝶蘭の花が終わったらどうする?二度咲きの切り方と枯らさない育て方についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

贈答用の大輪胡蝶蘭(3本立ち・5本立ちなど)は、見た目の美しさを保つため、陶器製の大きな化粧鉢の中に「ビニールポット苗」が複数個詰め込まれ、針金やテープで無理やり固定されているケースがほとんどです。この状態のまま放置すると内部が蒸れて根が窒息するため、花後は必ず単鉢へ分ける植え替えを行います。

失敗しない植え替えのステップガイド

胡蝶蘭の花が終わった後の植え替え手順は以下の流れで進めます。

1. 寄せ植えの解体:化粧鉢から株を束ねている針金や添え木を慎重に外し、ポット苗を1株ずつ取り出します。
2. ポットと古い資材の除去:ビニールポットをハサミで切り開き、古い水苔やバークを取り除きます。中心部に発泡スチロールやプラスチックの芯が入っている場合は、根を傷つけないよう優しく取り除いてください。
3. 傷んだ根の整理:後述する基準で腐った根をカットします。
4. 新しい資材での植え込み:水苔の場合は、水で戻して固く絞ったニュージーランド産最高級水苔(4A〜5Aランクが理想)を根の中心に丸めて詰め、さらに周りを包み込んで素焼き鉢(3〜3.5号サイズ)に「やや硬め」に押し込みます。バークの場合は、透明ポリポットに株を入れ、隙間に中粒〜小粒のバークチップを箸などを使って均一に詰めます。

末期症状から蘇らせる「根腐れ復活方法」

鉢から抜いた際、根が黒ずんでいたり異臭を放っていたりしても、諦めるのは早計です。胡蝶蘭の根腐れ復活方法において最優先すべきは、健全な組織の確保です。

触って「ブヨブヨと柔らかい根」や「乾燥してペラペラの糸状になった根」はすでに死んでいるため、火で消毒したハサミで元からすべて切り取ります。表面が白〜銀灰色、あるいは水分を含んで鮮やかな緑色をしている硬い根が1〜2本でも残っていれば、十分に復活可能です。傷口には殺菌剤(トップジンMペーストなど)を薄く塗るか、シナモンパウダーを軽く叩いておくと雑菌の繁殖を防げます。

すべての根を失ってしまった重症株の場合は、水苔に植えずに「水耕栽培」や「ジップロック保温法(密閉した袋内に高湿度を保ち新根の発生を待つ処置)」など特殊なリハビリ管理を行うことで、成長点が生きていれば数カ月で新しい根を吹かせることができます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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