平松政次はなぜ巨人を圧倒できた?カミソリシュート誕生秘話と200勝の真相
平松政次はなぜ巨人を圧倒できた?カミソリシュート誕生秘話と200勝の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
巨人戦通算51勝。この数字は金田正一に次ぐ歴代2位の記録である。当時の巨人は無敵の強さを誇り、他球団の投手を震え上がらせていた。しかし、平松だけは違った。巨人の主軸に対し、逃げの投球は一切しない。長嶋茂雄の踏み込んでくる踏み足めがけて、容赦なくカミソリシュートを投げ込んだ。
長嶋は平松の内角攻めに対し、バットを折りながらも強引に引っ張りにかかった。打席での緊迫感は球場全体を包み込み、スタンドの観客は一球ごとに息を呑んだ。「長嶋さんには絶対に打たれたくなかった」。後年そう振り返る平松の気迫が、黄金期の巨人を幾度となく沈黙させたのだ。