スウェットとは何の服?トレーナーとの決定的な違いと2026年の選び方

スウェットとは何の服?トレーナーとの決定的な違いと2026年の選び方とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

多くの人が「スウェット=長袖の部屋着」というイメージを持っていますが、服飾史およびテキスタイル工学上の厳密な定義において、スウェットとは衣類の種類ではなく「吸汗性に優れた特徴的な編み地(ニット生地)」そのものを指します。

スウェットの語源と名前の由来は、文字通り英語の「Sweat(汗、汗をかく)」に直結しています。1920年代のアメリカで、激しい運動時に汗を吸収し、身体を冷やさないように開発されたスポーツ用の吸汗コットンウェアがその発祥です。汗を吸うための衣類という機能的アイデンティティが、そのまま生地の呼称として定着しました。

では、日常的に混同されやすい他のアイテムとは何が異なるのでしょうか。業界関係者が指摘する分類基準は明快です。

まず、スウェットとトレーナーの違いですが、実のところ「素材」と「形状(商品名)」のレイヤーが異なります。トレーナーとは、スウェット生地を用いて作られた「襟のない長袖プルオーバー」を指す完全な和製英語です。1960年代に株式会社ヴァンヂャケット(VAN)の創業者である石津謙介氏が、アメリカのトレーニングウェアを日本に導入する際、「トレーナーが着る服」「トレーニング用の服」として名づけたのが始まりとされています。つまり、「スウェットという生地で作られたトップスの一形態がトレーナー」というのが正確な関係性です。海外ではトレーナーと呼んでも通じず、「スウェットシャツ(Sweatshirt)」と呼ぶのが一般的です。

次に、スウェットとパーカーの違いも極めてシンプルです。パーカー(英語圏ではフーディー/Hoodie)は、首元に頭部を覆う「フード」が付いたトップスの総称です。スウェット生地で作られたフード付きトップスを「スウェットパーカー」と呼びますが、マウンテンパーカーのようにナイロン素材で作られたものもパーカーに分類されます。つまり、スウェットは「生地」、パーカーは「フード付きの形状」を指しているため、両者は対立する概念ではありません。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest