元広島・今村猛の現在と引退の真実|3連覇を支えた剛腕の生き様

元広島・今村猛の現在と引退の真実|3連覇を支えた剛腕の生き様の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

今村猛という投手を語る上で絶対に外せないのが、長崎県立清峰高校時代に見せた伝説的な投球です。

長崎県佐世保市(旧北松浦郡小佐々町)の自然豊かな環境で育った今村少年は、もともと「プロ野球選手になりたい」という猛烈な野心を持っていたわけではありませんでした。2007年に清峰高校へ進学した当初は、「高校を卒業したら野球を辞めて、地元で家業の水道・設備関係の仕事を継ぐ一択だった」という驚きの本音を後に明かしています。

しかし、名将・吉田洸二監督の指導と天賦の才が融合し、今村投手の才能は急速に開花します。2009年春の第81回選抜高等学校野球大会において、清峰高校のエースとして君臨。初戦から圧倒的な投球を続け、準決勝では大会屈指の左腕・菊池雄星投手を擁する花巻東高校を撃破。長崎県勢として初となる甲子園春夏通じての初優勝という歴史的快挙を成し遂げました。

150キロを超える剛速球と縦に大きく割れるスライダー、落差のあるフォークボールは「高校生離れしている」と全国のスカウトを震撼させ、同年のドラフト会議で広島東洋カープから堂々の単独1位指名を受けてプロ入りを果たします。「家業を継ぐ」はずだった普通の長崎球児が、日本一の剛腕へと駆け上がったこの原風景こそが、プロ入り後も慢心せず黙々とブルペンで腕を振り続ける謙虚な姿勢を形作ったのです。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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