愛らしい姿の裏で激減?レッサーパンダが絶滅の危機に瀕する真相
愛らしい姿の裏で激減?レッサーパンダが絶滅の危機に瀕する真相について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
レッサーパンダの生態系における脆弱性も、個体数回復を難しくしている一因です。食性の約95%を竹や笹の葉が占めていますが、肉食動物に近い消化器官を持つため、植物の繊維を効率よく消化・吸収できません。そのため、1日の大半を採食とエネルギー節約のための休息に費やさざるを得ないのです。
野生下における平均寿命は約8〜10年(動物園などの飼育下では15年〜20年近く生きる個体も存在)とされています。さらに、繁殖期は冬の限られた期間(1月〜3月頃)のみで、メスが受胎可能な期間はわずか数日しかありません。一度に出産する頭数も1〜2頭と少なく、子育ての難易度が高いことも個体数回復の足かせとなっています。