ワンルームマンション投資の罠と2026年金利上昇で迫る破綻の危機

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こうした赤字構造にトドメを刺しつつあるのが、2026年現在の金融環境の転換です。長きにわたる超低金利時代が完全に幕を閉じ、日銀の段階的な利上げによって、メガバンクやネット銀行の短期プライムレートおよび長期金利は着実な上昇トレンドを描いています。

投資用ワンルームローンの多くは「変動金利」で組まれています。一般的な住宅ローンと異なり、投資用不動産ローンには返済額を5年間据え置く「5年ルール」や、引き上げ幅を前回の1.25倍までに制限する「125%ルール」が適用されない融資商品が少なくありません。金利が見直されると、翌月または半年後からダイレクトに毎月の元利均等返済額が跳ね上がります。

例えば、借入残高3,200万円・残存期間32年において、適用金利が従来の1.9%から2.7%へ0.8%上昇した場合、毎月の返済額は約1万3,500円増加します。もともと毎月1万円以上の持ち出しで耐えていた物件であれば、毎月の赤字幅は一気に2万5,000円〜3万円へと急拡大します。借入金利が物件の実質利回りを上回る「ネガティブ・キャリー(逆ザヤ)」が広範に発生し、持ちこたえられなくなったサラリーマンが任意売却や自己破産へと追い込まれるケースが、2026年に入り顕著に増加しています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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