唾を飲むと耳がバリバリ鳴る正体は?原因別の治し方と危険サイン

唾を飲むと耳がバリバリ鳴る正体は?原因別の治し方と危険サインの詳細について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

Q1:唾を飲むと耳がパチパチ・バリバリ鳴るのは、完全に放置して自然治癒しますか?
A1:一時的な疲れや軽い風邪による粘膜の軽微なむくみであれば、身体を休めて水分を補給することで数日〜1週間ほどで自然治癒する例もあります。ただし、耳管開放症や滲出性中耳炎がベースにある場合、自然放置することで慢性化し、鼓膜の癒着や難聴を招くリスクがあります。1週間以上異音が続いている場合は、自然治癒を期待せず耳鼻咽喉科を受診してください。

Q2:耳鼻咽喉科を受診した場合、どのような治療が行われますか?治療期間の目安は?
A2:耳管狭窄症であれば鼻炎や炎症を抑える点鼻薬・内服薬、ネブライザー療法が行われます。耳管開放症の場合は生理食塩水の点鼻療法、漢方薬(補中益気湯など)の内服、生活習慣の指導が中心です。滲出性中耳炎であれば去痰薬の内服や、必要に応じて鼓膜切開などが行われます。軽度であれば2〜3週間程度で改善しますが、慢性化した機能不全では数ヶ月単位の継続治療を要することもあります。

Q3:唾を飲むときだけでなく、あくびをしたり顎を動かしたときにも耳が鳴るのはなぜですか?
A3:あくびや嚥下時には耳管を開閉する筋肉(口蓋帆張筋)が動くため、耳管機能異常があると音が鳴りやすくなります。また、耳の穴のすぐ前には「顎関節(がくかんせつ)」が存在します。顎を大きく動かしたときに「カクッ」「ジャリジャリ」と音が鳴る場合は、耳そのものではなく顎関節症による関節雑音(クリック音・クレピタス音)を耳の奥の音として知覚しているケースも多いため、歯科口腔外科での診察も視野に入ります。

Q4:市販の目薬や点鼻薬、市販の漢方薬で自力で治すことはできますか?
A4:市販の血管収縮剤入り点鼻薬を連用すると、かえって「薬剤性鼻炎」を引き起こして鼻粘膜が肥厚し、耳管狭窄を劇的に悪化させる恐れがあります。また、耳管「狭窄」と「開放」では真逆の病態であるため、自己判断で市販薬を選ぶと症状を悪化させるリスクが高いです。市販薬に頼る前に、まずは医師に自分の耳管がどちらの状態にあるかを正確に診断してもらうことが確実です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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