長調と短調の違いとは?響きを分ける音階の秘密と楽譜の見分け方解説
長調と短調の違いとは?響きを分ける音階の秘密と楽譜の見分け方解説について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。
Q1:シャープやフラットが一切ついていない楽譜は、すべて「ハ長調」ですか?
A1:いいえ、そうとは限りません。調号に♯や♭が何もない場合、「ハ長調(Cメジャー)」だけでなく「イ短調(Aマイナー)」の可能性が常にあります。曲の最後の音が「ラ(A)」で終わっているか、あるいは途中にソ♯の臨時記号が多く使われていれば、その楽譜はイ短調です。
Q2:「平行調」と「同主調」の違いがいつも混乱してしまいます。簡単な覚え方はありますか?
A2:「平行調」は『同じ服(同じ調号)を着た別人の関係』、「同主調」は『同じ人物(同じ主音)が違う服(長調と短調)に着替えた関係』とイメージすると明快です。ハ長調(C)に対するイ短調(Am)は調号が同じなので平行調、ハ長調(C)に対するハ短調(Cm)は同じドを主音とするため同主調です。
Q3:短調の曲なのに、サビの最後で急にパーッと明るく終わる曲があるのはなぜですか?
A3:それは「ピカルディ終止(ピカルディの3度)」と呼ばれる伝統的な音楽技法です。短調の楽曲のラストコードだけ、第3音を半音上げて長和音(メジャーコード)で締めくくることで、暗闇から一筋の光が差し込むような劇的な救済感や希望を演出できます。バロック時代の教会音楽から現代のポップスまで幅広く使われています。