野見祐二のカントリーロード誕生秘話!耳をすませば名曲の真相と現在

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『耳をすませば』における野見祐二の劇伴起用は、当時のジブリ作品としては極めて異例の抜擢でした。スタジオジブリの長編映画といえば久石譲の重厚なシンフォニーが定番となっていた中で、本作のメガホンをとった近藤喜文監督が求めたのは「生活感と素朴なリアル」でした。

近藤監督とプロデューサー陣は、坂本龍一の共同作業者として頭角を現し、映画音楽や現代音楽で繊細なスコアを書いていた野見祐二の才能に着目。デモテープを聴いた宮崎駿(脚本・絵コンテ)や鈴木敏夫プロデューサーも、そのクラシカルでありながら都会的な透明感を持つ音楽性に強い信頼を寄せ、正式な劇伴担当として白羽の矢が立ちました。

制作過程では、近藤監督が「劇中で中学生たちが演奏して不自然でないアレンジ」を強く要望。野見祐二はリコーダーやタンバリン、バイオリン、アコーディオンといったアコースティック楽器の鳴り方を徹底的に研究し、スタジオレコーディングでは過度なエフェクトを排した生々しい音像を追求しました。この職人技とも言える緻密な設計が、名場面のリアリティを極限まで押し上げたのです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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