ガムを飲んじゃった!胃に残る噂の真相と排出時間・危険な症状を解説
ガムを飲んじゃった!胃に残る噂の真相と排出時間・危険な症状を解説の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
万が一ガムを飲み込んでしまった際、家庭で経過観察を続けてよいのか、それとも医療機関へ走るべきなのか。判断に迷った際は、以下の臨床基準に照らし合わせて状況を仕分ける必要があります。
基本となるガム誤飲の対処法として、まず「無理に吐かせようとしない」ことが鉄則です。口の中に指を突っ込んで吐かせようとすると、嘔吐物が気管に入り込んで誤嚥性肺炎を引き起こしたり、逆流したガムが喉頭蓋に引っかかって窒息を誘発したりする重大な二次リスクが生じます。口の中にまだガムが残っている場合のみ指で掻き出し、すでに飲み下してしまった後は常温の水やお茶を一口飲ませて落ち着かせます。
注意すべきは、消化管が物理的に詰まる腸閉塞のリスクと初期症状です。以下のような兆候が現れた場合は、迷わず小児科受診の目安と基準(大人の場合は消化器内科・救急外来)に該当すると判断してください。
- 頻回または緑色の嘔吐:胃の中に内容物が留まれず、胆汁が混ざった黄緑色の液体を何度も吐き出す。
- 間欠的または持続する激しい腹痛:お腹を抱えてうずくまり、波のある激痛を訴えて泣き叫ぶ。
- 腹部膨満と排ガス・排便の停止:お腹が太鼓のようにパンパンに張り、おならや便が丸1日以上全く出なくなる。
- 活気の消失と脱水症状:顔色が青白く、ぐったりとして水分を受け付けない。
さらに切迫した事態として、飲み込んだ瞬間に声が出せなくなったり、咳き込んで顔面が紫色(チアノーゼ)に変色したりした場合は気道閉塞です。この際は躊躇なく119番通報を行い、救急隊の到着を待つ間に誤嚥・窒息の緊急応急処置を実行します。乳児であれば「背部叩打法(手のひらの基部で背中の真ん中を強く叩く)」、1歳以上の幼児や成人の意識がある状態なら「腹部突き上げ法(ハイムリック法)」または「背部叩打法」を連続して行い、異物の喀出を試みてください。