鎌倉大仏の高さは台座込みで何M?奈良との比較や露座の謎を徹底解剖
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鎌倉大仏は、1958年(昭和33年)に国宝に指定されました。奈良の大仏が後世に幾度も火災に遭い、頭部や腕などが再鋳造されているのに対し、鎌倉大仏は造立当初の姿を極めて高い純度で残している点が美術史的にも高く評価されています。
仏像の様式としては、鎌倉時代に流行した宋風(中国・宋王朝の影響)彫刻の要素が色濃く反映されています。張りのある平面的な胸の造形、低めの肉髻(にっけい=頭頂部の盛り上がり)、猫背気味に前傾した姿勢など、リアルかつ力強い武士の時代の美意識が随所に見受けられます。
また、仏像の表面を仔細に観察すると、かつて全身に施されていた金箔の痕跡が右頬のあたりなどに微かに残っています。建立当時は黄金に輝く阿弥陀如来であった姿を想像すると、中世鎌倉の人々が抱いた極楽浄土への憧憬が肌感覚で伝わってきます。