紫式部と絶景の琵琶湖を巡る!大津で体験する極上の歴史遺産旅
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石山寺の山門をくぐり、苔むした参道を歩く。静寂の中に響くのは、風にそよぐ木の葉の音と、足元で踏みしめられる小石の音だけだ。平安の昔、紫式部はこの地で琵琶湖の面に映る満月を眺め、『源氏物語』の構想を練ったと伝わる。本堂の一角に設けられた「源氏の間」に立つと、千年の時を超えて彼女の息遣いが聞こえてくるようだ。
近年の大河ドラマ『光る君へ』の放送を契機に、このゆかりの地には若年層から熱心な歴史ファンまで幅広い旅行者が詰めかけている。単なる物見遊山ではない。作中の世界観に自らを重ね合わせる現代的な聖地巡礼の熱気が、境内全体に独特の活気をもたらしていた。岩肌に立つ国の天然記念物「珪化木」が生み出す威風堂々とした景観は、訪れる者の心を捉えて離さない。