織田信長は本当にイケメン?史実の容姿・肖像画と復元顔から迫る真実

織田信長は本当にイケメン?史実の容姿・肖像画と復元顔から迫る真実の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

織田信長と直接対面し、その容貌を最も客観的かつ克明に記録した人物が、イエズス会のポルトガル人宣教師ルイス・フロイスです。フロイスが著した『日本史(Historia de Iapam)』には、当時の権力者への忖度を排した、外国人ジャーナリストの視点による極めて生々しいスケッチが残されています。

フロイスの手記によると、信長の身体的特徴は次のように記述されています。

「中背で、華奢な体躯であり、髭は薄く、声は極めて高く響き、常に武術を好み、粗野であり、正義と慈悲の心を持ち、傲慢で名誉を尊ぶ。決断力に富み、戦術に巧みで、部下には極めて厳格である」

この記述から読み解ける最大のポイントは、「華奢で引き締まった体躯」と「薄い髭」です。戦国武将といえば筋骨隆々で濃い髭を蓄えた荒武者を想像しがちですが、信長はスラリとした細身の体型であり、無駄な脂肪のないアスリート体型でした。

当時の日本人男性の平均身長が約157cm前後であったのに対し、信長が着用していた甲冑(南蛮胴具足など)の寸法から逆算すると、信長の推定身長は166cm〜170cmに達していたと考えられています。現代の感覚に換算すれば、180cmを超える長身のスリム体型に相当します。大柄で無駄肉のない体躯に薄い髭、そして快活な身のこなしは、同時代の武士たちの中でも際立って都会的で洗練された存在感を放っていたことは間違いありません。

また、「声が極めて高く響く(ハイトーンボイス)」という点も興味深い特徴です。戦場において遠くまで明瞭に通る高音の美声は、兵を統率する強力な武器となっていました。ただ腕力が強いだけでなく、視覚的・聴覚的にも他者を圧倒するスター性を備えていたことが史料から裏付けられます。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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