世界一大きいコウモリの正体とは?翼開長1.7Mの巨体と写真の真相
世界一大きいコウモリの正体とは?翼開長1.7Mの巨体と写真の真相とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
世界一大きいコウモリ「フィリピンオオコウモリ」の正体とは?翼を広げると約1.7mにも達する巨大生物の噂の真相や生息地、人を襲う危険性はあるのかを徹底解説。衝撃的な実物写真や最新の生息状況まで気になる詳細を今すぐチェックしていきましょう。
フィリピンオオコウモリ(学名:Acerodon jubatus)は、翼手目オオコウモリ科に属する大型哺乳類です。頭頂部からうなじにかけて美しい黄金色の毛並みを持つことから、英語圏では「Golden-crowned flying fox(オウゴンオオコウモリ)」の名で広く知られています。顔つきはコウモリ特有の豚鼻や複雑な鼻葉を持たず、キツネや小型犬のトイプードルを思わせる愛らしい顔立ちをしている点が大きな特徴です。
生息地は名前の通りフィリピン諸島の固有種であり、ルソン島、セブ島、ミンダナオ島、ボホール島などの熱帯雨林やマングローブ林の奥深くに限られます。標高1,100m以下の原生林に巨大なねぐら(ルースト)を形成し、かつては何万頭もの群れを作って樹冠にぶら下がって暮らしていました。
日本国内で夕暮れ時に見かける小型コウモリ(アブラコウモリなど)と大きく異なるのは、「フルーツコウモリ(果食性)」である点です。彼らは超音波を発して獲物を探すエコーロケーション(反響定位)をほとんど行いません。その代わりに発達した大きな瞳と鋭い嗅覚を駆使し、夜の森林を長距離飛行しながら、好物であるイチジク(フィグ)の果実や自生する広葉樹の若葉、花蜜を探し当てます。一口かじっては果汁だけを絞り飲み、繊維質を吐き出すという非常に洗練された採食行動をとっています。