日本最大級の村野浄水場!枚方に巨大拠点が築かれた真相と水質技術
日本最大級の村野浄水場!枚方に巨大拠点が築かれた真相と水質技術を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。
昭和40年代から50年代、淀川の水質悪化は全国的なニュースとなり、「大阪の水はカルキ臭くて不味い」という悪評が定着していました。富栄養化による植物プランクトンの大量発生が生み出すジェオスミンや2-MIBといった「カビ臭物質」、そして塩素消毒に伴い副生する「トリハロメタン」への懸念が府民の不安を煽っていたのです。
この劣悪な状況を根本から打破したのが、大阪広域水道企業団が先陣を切って導入した「オゾン処理」と「粒状活性炭処理」を組み合わせた高度浄水処理システムでした。村野浄水場では1998年(平成10年)に全面的な高度浄水処理が完成・稼働。通常の急速ろ過プロセスに加え、強力な酸化力を持つオゾンが臭気物質やトリハロメタンの前駆物質を化学的に分解し、さらに表面積の極めて広い粒状活性炭層が微量な有機物やアンモニア態窒素を吸着・微生物分解します。
現場取材において、長年水質管理に携わってきた技術者は自著や広報インタビューで次のように語っています。
「『淀川の水は臭い』と言われ続けた時代、技術陣の悔しさは筆舌に尽くしがたいものがあった。高度浄水の導入後、ブラインドテストで市販の国産ミネラルウォーターと飲み比べても区別がつかないレベルに達した時、ようやく府民への責任を果たせたと確信した。」