井手英策のベーシックサービスとは?Biとの違いや消費税批判の真相
井手英策のベーシックサービスとは?Biとの違いや消費税批判の真相の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
ベーシックサービスは決して机上の空論ではありません。世界に目を向ければ、北欧諸国(スウェーデン、フィンランド、デンマークなど)において、すでに高福祉・高負担の普遍主義モデルとして強固に根付いています。
スウェーデンでは消費税率(付加価値税)が標準税率25%と極めて高水準ですが、初等教育から大学院までの学費が無償であるだけでなく、医療費の自己負担には厳格な年間上限(高額療養費制度のさらに徹底した形)が設けられています。国民の多くが「高い税金を払っているが、人生のどの段階でつまずいても路頭に迷わないという安心感があるため納得している」と回答する背景には、まさにベーシックサービス的な現物給付の信頼があります。
日本国内においても、井手教授は旧民進党から立憲民主党に至る野党勢力の政策ブレーンとして深く関与し、一時期は公明党や自民党の一部議員とも対話を重ねてきました。地方自治体レベルでは、兵庫県明石市が先駆けて実践した「高校生までの医療費無償化」や「給食費の無償化」など、自治体独自のベーシックサービス的アプローチが子育て世代の転入超過を呼び込むなど、現場での成功事例も現れています。
一方で、SNS(Xなど)やネットコミュニティにおける有権者の反応は複雑です。
【ネット上で見られる肯定的な声】
「老後の介護費や子どもの学費のために必死で貯金しているが、それがタダになるなら消費税が数%上がってもトータルでプラスになる」「病気になったら終わりという恐怖が消えるなら、現金を配られるよりずっと精神的に救われる」
【ネット上で噴出する否定・懐疑的な声】
「公務員や行政に税金を預けたら、天下り団体や利権企業に中抜きされてサービスの質が下がるだけ」「結局は大増税のための都合のいい理屈ではないか」「自分で稼いだ金をどう使うかは自分で決めたい。国に用途を決めつけられるのは息苦しい」
このように、「将来の安心を買うためのコスト」と捉える層と、「政府への不信感から増税を断固拒否する層」との間で世論は真っ向から割れているのが実態です。