ハンドリフトの正しい使い方と事故防止策|免許不要に潜む落とし穴
ハンドリフトの正しい使い方と事故防止策|免許不要に潜む落とし穴にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
現場の作業効率を著しく低下させるのが、いざ使おうとした際の油圧トラブルです。ハンドリフトが上がらない原因の多くは、機械自体の故障ではなく油圧回路のエア噛みやリリースバルブの調整不良に起因しています。
ハンドルを何度ポンピングしてもフォークが持ち上がらない場合、第一に疑うべきは油圧シリンダー内部への空気混入(エア噛み)です。横倒しにして保管されたり、寒暖差でオイル粘度が変化した際に発生しやすくなります。この症状は「レバーをDOWN(下降)位置に保持したまま、ティラーハンドルを大きく10〜15回連続でポンピングする」ことでシリンダー内の空気が抜け、簡単に復旧できます。
それでも圧力が上がらない場合、リリースバルブのロッド調整チェーンが緩んでいるか、過負荷防止弁(リリーフバルブ)が作動している可能性があります。定格荷重を超えた荷物を持ち上げようとすると、安全機構が働いてオイルが逃げ、フォークが一切上がらなくなります。
一方、床面に油染みが見られる場合のハンドリフト油圧オイル漏れの対処法としては、速やかな使用中止と原因箇所の特定が不可欠です。油圧オイル(ISO VG32やVG46等の作動油)が漏れる主因は、ピストンロッドのパッキン(UパッキンやOリング)の経年劣化や、シリンダーロッド表面に付着した金属粉・異物による傷です。油量が不足すると十分なリフト能力が発揮できなくなるため、オイル補充口から規定量まで作動油を注入し、漏れが止まらない場合はシリンダーシールの交換を専門業者へ依頼する必要があります。