円盤みたいな雲の正体とは?Ufoや地震の前兆説を気象学で解明
円盤みたいな雲の正体とは?Ufoや地震の前兆説を気象学で解明についての真相をご紹介します。
空に忽然と姿を現す円盤状の雲の原因は、気象学において「レンズ雲(学名:Altocumulus lenticularis / レンズ状高積雲など)」と呼ばれる大気現象です。時に「UFO雲」とも俗称されるこの雲は、山や山脈を湿った空気が越える際に発生する波動現象、すなわち山岳波(波状運動)によって形成されます。
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このUFO雲 発生メカニズムの鍵を握るのは、上空の強風と安定した湿潤大気の組み合わせです。上空に強い風が吹き、山頂に衝突すると、気流は山を乗り越えた後に風下側へ向かって波打つように上下運動(波状気流)を繰り返します。気流が上昇するポイントでは空気が断熱膨張によって冷却されて水蒸気が凝結し、雲が生まれます。逆に、気流が下降するポイントでは断熱圧縮によって気温が上がり、水蒸気へと戻って雲が蒸発・消滅します。
一見すると雲そのものが空中で静止しているように錯覚しますが、実際には時速50〜100kmを超える激しい気流が絶え間なく雲の中を通過しています。「風上側で常に新しく生まれ、風下側で常に消え続けている」ため、遠くから見るとあたかも同じ位置に円盤が静止して浮かんでいるように観測されるのです。これがレンズ雲 正体の物理的な真実です。