電子レンジとオーブンの違いは?仕組みと電気代・使い分け徹底解説
電子レンジとオーブンの違いは?仕組みと電気代・使い分け徹底解説に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
料理の温めや調理において、電子レンジとオーブンは全く逆のアプローチを取っています。この物理的な作用の違いこそが、仕上がりの食感や調理スピードを決定づける最大の要因です。
電子レンジの心臓部はマグネトロンと呼ばれる発振器です。ここから放射される周波数2.45GHz(ギガヘルツ)のマイクロ波(電波)が、食品内の水分子を1秒間に約24億5000万回も激しく振動させます。この分子同士の摩擦熱によって食品自体が発熱する現象を「誘電加熱」と呼びます。水分子が存在する部分から一気に熱が発生するため、食品の内部から全体へとスピーディーに熱が行き渡るのが特徴です。
一方のオーブンは、庫内の上下に配置された電熱ヒーターや熱風循環ファンを用い、密閉された空間全体の温度を100℃〜250℃以上まで高めます。熱源からの輻射熱(放射熱)と熱せられた空気の対流によって、食品の外側から中心部へと熱を伝導させていく「外部加熱」の仕組みです。外側の水分を飛ばしながら加熱するため、香ばしい焦げ目(メイラード反応)やカリッとした食感を生み出すことができます。