認知症の進行速度を左右する決定要因とは?専門医が明かす最新策

認知症の進行速度を左右する決定要因とは?専門医が明かす最新策についての最新情報をお届けします。

症状の進行を抑える上で最大の分岐点となるのが、軽度認知障害(MCI)と呼ばれる段階だ。この時期はいわば健常と認知症の狭間に位置し、日常生活は自立して送れているものの、認知機能に客観的な低下が観察される。

NHKスペシャルの特集番組などでも度々報じられ反響を呼んだように、MCIの段階で現れるサインは極めて微細だ。数分前の会話内容を忘れる、約束の日時をうっかり勘違いする、慣れ親しんだ料理の手順で戸惑うといった「日常の小さな躓き」がそれにあたる。本人も「単なる疲れや加齢のせい」と思い込もうとし、家族もまた異変を見過ごしがちだ。

しかし、このMCI段階こそが、進行を鈍化させるあるいは正常な状態へと回復(リバート)させるための黄金のタイムウィンドウである。早期に異変を察知し、医療機関への相談や介入を開始できるかどうかが、その後の人生の質を大きく分けることになる。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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