動脈血と静脈血の違いとは?肺動脈の逆転現象と赤さの秘密を完全解明

動脈血と静脈血の違いとは?肺動脈の逆転現象と赤さの秘密を完全解明についての疑問解決ガイドをお届けします。

Q1:健康診断の採血で注射器に吸い取られた血液が黒っぽくて驚きました。ドロドロ血や病気の証拠でしょうか?
A1:まったく心配ありません。健康診断などの通常の採血は、安全性の高い静脈から採取するため、中を流れているのは酸素を手放した直後の「静脈血」です。還元ヘモグロビンの特性上、健康な人であっても静脈血は必ず黒味を帯びた「暗赤色」をしています。動脈血のような鮮やかな赤色ではないのが正常な状態です。

Q2:肺動脈・肺静脈以外にも、名前と流れる血液が「逆転」している血管はありますか?
A2:はい、妊娠中の母体と胎児をつなぐ「胎児循環」における臍帯(へその緒)の血管が代表例です。胎児側から見て心臓から胎盤へ血液を送り出す「臍動脈(さいどうみゃく)」には老廃物と二酸化炭素が多い静脈血が流れ、胎盤から酸素と栄養を受け取って胎児の心臓へ戻る「臍静脈(さいじょうみゃく)」には新鮮な動脈血が流れています。肺循環とまったく同じ逆転メカニズムです。

Q3:静脈血には二酸化炭素しか入っておらず、酸素は完全にゼロになっているのですか?
A3:いいえ、それは完全な誤解です。安静時における静脈血の酸素飽和度(SvO2)は約70〜75%前後を維持しています。動脈血の飽和度(約98%)と比較すると低下していますが、依然として十分な酸素を保持しています。この「残りの70%」という余裕(リザーブ)があるおかげで、激しい運動をした際や低酸素状態に陥った際にも、組織がさらに酸素を取り出して命をつなぐことができます。 (出典: 動脈血 と 静脈 血(Yahoo!ニュース))

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest