伊藤英明『海猿』封印の真相と和解劇|再放送できない理由を徹底解剖
伊藤英明『海猿』封印の真相と和解劇|再放送できない理由を徹底解剖の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
莫大な利益を生み出しながら、なぜ実写版『海猿』は再放送やVOD配信から一斉に姿を消したのか。その決定的な契機となったのは、原作者・佐藤秀峰氏とフジテレビとの間で勃発した度重なるトラブルと、それに伴う絶縁です。
事態の発端は2012年秋に表面化しました。佐藤氏の仕事場に対し、フジテレビの情報番組担当者がアポなしで強引な突撃取材を敢行。さらに同時期、佐藤氏の許諾を得ないままフジテレビ関連会社から『海猿』の関連書籍が無断出版されていた事実が発覚しました。長年積み重なっていた制作陣への不信感が頂点に達した佐藤氏は、自身のSNSを通じて「フジテレビとは今後一切の新規契約を結ばない」と宣言し、続編の制作を完全に拒絶したのです。
その後、2015年にフジテレビ側幹部が謝罪に出向き、一時は和解に至ったと報じられました。しかし、根本的な信頼関係の修復には至らず、2017年10月に実写版『海猿』に関する全ての映像利用契約が満了。佐藤氏は契約更新を行わない決断を下しました。
日本の著作権法上、漫画原作の実写化作品を放送・配信する際には、原作者(原著作者)の二次的利用に関する許諾が不可欠となります。契約満了によってテレビ再放送権、ネット配信権、海外販売権がすべて消滅したため、フジテレビ運営のFODはもちろん、NetflixやAmazonプライム・ビデオといった大手プラットフォームからも完全にタイトルが取り下げられ、地上波から完全に姿を消すこととなりました。