なぜ時間は60進法なのか?10進法との違いと換算計算の全知識
なぜ時間は60進法なのか?10進法との違いと換算計算の全知識とはどのようなものなのか? 背景や要点を整理してお届けします。
Q1:角度が360度で、1度が60分なのもバビロニアの60進法が由来ですか?
A1:その通りです。古代バビロニアでは、正三角形の1つの角(内角60度)を基本単位とし、それを6つ並べることで円(60×6=360度)を構成しました。さらに精密な観測を行うため、1度を60等分したものを「分(arcminute)」、1分をさらに60等分したものを「秒(arcsecond)」と定義しました。現在も天文学や航海術、測量技術でこの体系がそのまま使われています。
Q2:1日はなぜ60時間ではなく「24時間」なのですか?
A2:1日が24時間になったのは、古代エジプトの「12進法」の太陽観測が主たる起源です。エジプト人は昼を12等分、夜を12等分(計24時間)として時間を管理していました。後にヘレニズム期の天文学者たちが、エジプトの「24時間」という枠組みの中に、バビロニアの「60分割(60分・60秒)」を組み入れたことで、現在の「1日=24時間、1時間=60分、1分=60秒」というハイブリッド構造が完成しました。
Q3:10進数で「0.3時間」は何分ですか?
A3:「18分」です。10進数の小数を「分」に戻す場合は、小数の値に60を掛けます(0.3 × 60 = 18)。「0.3時間=30分」と勘違いしやすいため注意してください。30分は10進数では「0.5時間」となります。