箱根塔ノ沢一の湯本館の口コミ評判は?創業390年文化財宿の真価を解剖

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箱根温泉郷の中でもひときわ静寂に包まれた塔ノ沢温泉。その渓流沿いに威風堂々と構える一の湯本館の歴史は、江戸初期の1630年にまで遡ります。徳川三代将軍・家光の治世に端を発し、初代・小川六左衛門が温泉を開いたことから始まった同館は、歌立川広重の浮世絵『箱根七湯名所』にも描かれるなど、箱根を代表する湯宿として名を馳せてきました。

現在見られる本館の建物は、大正時代から昭和初期にかけて増改築された木造4階建て数寄屋造りの建築美を誇ります。2009年にはその歴史的価値が認められ、国の登録有形文化財に指定されました。一歩足を踏み入れると、磨き込まれた銘木の廊下や繊細な細工が施された欄間、歪みのある昔ながらの手吹きガラスなど、現代の近代ホテルでは決して再現できない職人技が随所に息づいています。

特筆すべきは、早川の断崖に寄り添うように建てられた立地です。客室の窓を開ければ眼下にエメラルドグリーンの早川渓流が広がり、激しくも心地よい水音が耳を満たします。新緑の春、鮮やかな紅葉に染まる秋、雪化粧をまとう冬と、四季折々に表情を変える自然と建築が一体となった空間は、訪れる旅人に圧倒的な非日常感を提供しています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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