なぜ選挙は茶番と呼ばれるのか?出来レースの真相と組織票の罠を暴く

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政治への不満が高まるたび、ネット掲示板やSNSでは「選挙に行かないことで投票率を下げ、制度の正当性を否定しよう」「白票を投じて既存政党すべてにNOを突きつけよう」といった言説が拡散されます。しかし、選挙制度の実態において「棄権」や「白票」は政治的抵抗として1ミリも機能しません。

公職選挙法において、白票や記号を書いた投票用紙はすべて「無効票」として処理されます。投票結果の確定時に「無効票が何%あったから議席を削減する」「選挙をやり直す」といった規定は存在しません。開票速報の隅に数字が小さく記録されるだけで、議席配分には何の影響も与えないのが冷酷な現実です。

さらに悲惨なのは「棄権(投票に行かない)」を選択した場合です。前述の通り、浮動票の母数が減れば減るほど、特定候補に確実に集まる組織票の比重が上がります。つまり、「こんな茶番には付き合えない」と投票所に行かない行為は、皮肉にも自分が最も嫌悪している既存権力や組織票候補の当選を強力にアシストしていることに他なりません。

また、テレビを中心とするマスコミの報道姿勢も茶番感を助長しています。公示前の政策論争や争点の深掘りよりも、公示後は公職選挙法への過剰な配慮から「各党横並びの無難な政策ダイジェスト」と「当落予想のスキャンダル報道」に終始します。有権者が本当に知りたい各候補の過去の投票行動や利害関係者との繋がりといった肝心の情報が報道されないことも、有権者の白けムードを決定づけています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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