リンナイ製ガスコンロの火がつかない原因は?自力解決と修理の判断基準
リンナイ製ガスコンロの火がつかない原因は?自力解決と修理の判断基準とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
コンロ本体をいくら点検・清掃しても火がつかない場合、原因はコンロの外側にあります。供給インフラ側の遮断見落としは、現場に駆けつけたガス会社員が真っ先に確認する基本事項です。
まずは、ガス元栓やガスメーター遮断の確認手順を厳格に実施してください。システムキッチンのキャビネット内部やコンロ後方にあるガス元栓が、調理器具の出し入れ時に接触して半開きや直角(閉塞状態)になっていないかを視認します。元栓のツマミが配管と「平行」であれば全開状態です。
ガス元栓に異常がない場合、屋外や共用廊下のパイプシャフト内に設置されている「マイコンメーター(ガスメーター)」を確認します。マイコンメーターは次のような環境変化を感知すると、24時間体制の保安プログラムによって自動的にガス供給を遮断します。
- 震度5弱以上の地震や、配管への激しい衝撃・振動を検知したとき
- お湯の出しっぱなしや長時間の煮込み料理など、不自然に長い連続使用があったとき
- 配管の腐食や接続外れによる急激なガス流量の増加や微量漏洩を検知したとき
メーター前面の赤色LEDランプが点滅している場合は遮断状態です。復帰させるには、家庭内のすべてのガス機器(給湯器、暖房、コンロ)を停止し、メーター表面の「復帰ボタン」のキャップを外してボタンを奥までしっかり押し込みます。ランプが点滅から点灯に変わり、約3分間の気密点検待ち時間ののち点滅が消えれば、無事にガス供給が再開されます。
ここで専門家として絶対に警告しておかなければならないのが、「チャッカマンやライター、マッチを使った手動点火」の危険性です。「火花が飛ばないならライターを近づけて火をつければいい」と安易に行動するユーザーが後を絶ちませんが、これは重大な事故を招く極めて危険な行為です。スイッチを押している間、バーナーからはガスが噴出し続けています。点火が遅れると空気とガスが混合した「可燃性混合気」がコンロ天板の周囲やグリルの排気筒内部に滞留し、ライターの炎を近づけた瞬間にボッと爆発燃焼を起こします。顔面や毛髪の火傷、キッチンの火災に至るリスクが極めて高いため、自力での火炎点火は絶対に避けてください。