ころもへんの漢字、しめすへんと混同してない?一瞬で見分ける裏ワザ完全版
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多くの人が疑問を抱く「なぜころもへんだけ右下に余分な点が打たれるのか」という問いには、明確な文字学の根拠があります。いわゆるころもへん点ふたつ理由は、親文字である「衣」の筆順とパーツの省略過程に由来します。
漢字の「衣」を紙に書いてみると、その構造がよくわかります。
「衣」は全6画で構成されています。上部の「亠」の下に、左払いの3画目、そして右側に交差する短い点(4画目)と長い右払い(5・6画のまとまり)が存在します。この「衣」が左側の偏(へん)として圧縮された際、上部の点と縦折れラインを引いたあと、右側に残った「衣の裾(すそ)のひだ」を象徴する2つの筆画が、そのまま上下2つの点として継承されました。
対照的に「しめすへん」の原字である「示」には、裾のような複数の払いは存在しません。祭壇から血や神酒が垂れる様子を表す縦線と左右の点という構造であったため、偏へと簡略化された際には縦棒の右側に点が1つだけ残る形(明朝体では「ネ」の形)に収束しました。
「衣服のひだ(重なり)が残っているから点が2つ」とビジュアルで因果関係を把握しておけば、手書きの際に手が止まるトラブルは根本から解消されます。