加賀恭一郎シリーズの読む順番完全網羅!刊行順と時系列を徹底比較
加賀恭一郎シリーズの読む順番完全網羅!刊行順と時系列を徹底比較を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。
加賀恭一郎シリーズの知名度を決定づけたのは、2010年からスタートしたTBS系列の映像化プロジェクトです。彫りの深い風貌、圧倒的な長身、そして鋭い眼光の奥に優しさを秘めた阿部寛の演技は、「加賀恭一郎=阿部寛」のイメージを完全に定着させました。しかし、映像化作品の公開順は原作の刊行順と大きく異なっています。
映像版を視聴する際は、以下の公開順に鑑賞するのが最も自然な流れとなります。
- 連続ドラマ『新参者』(2010年4〜6月放送・TBS系日曜劇場)
原作:第8作『新参者』。人形町を舞台に、小伝馬町で起きた女性絞殺事件の謎を追う。 - 新春ドラマスペシャル『赤い指〜「新参者」加賀恭一郎再び!』(2011年1月放送)
原作:第7作『赤い指』。原作は『新参者』より前の事件だが、映像版では時系列をドラマ『新参者』の2年前(練馬署時代)の事件として巧みに再構成。 - 映画『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(2012年1月公開)
原作:第9作『麒麟の翼』。日本橋の翼のある麒麟像の前で絶命した男の謎。興行収入16億円を超える大ヒットを記録。 - 新春ドラマスペシャル『眠りの森〜新参者 加賀恭一郎再び』(2014年1月放送)
原作:第2作『眠りの森』。原作では初期の警視庁捜査一課時代の事件だが、映像版では加賀の過去の切ない記憶として描かれる。石原さとみがヒロインのバレエダンサーを熱演。 - 映画『祈りの幕が下りる時』(2018年1月公開)
原作:第10作『祈りの幕が下りる時』。加賀自身の出自と母の死の真相が明かされ、阿部寛版シリーズの完結編として興行収入15億円を突破。
映像化における最大の改変ポイントは、従弟である松宮脩平(演:溝端淳平)の配置です。原作小説では『赤い指』で初登場する松宮ですが、ドラマ版では第1作『新参者』の段階から警視庁捜査一課の若手刑事として登場し、所轄の日本橋署にいる従兄の加賀とバディを組む構造へとアレンジされました。この脚色により、原作以上に「従兄弟同士のコミカルな掛け合いと信頼関係」が際立ち、親しみやすいエンターテインメント作品へと昇華されています。