違法アダルト配信の逮捕事例と警察摘発ルート 法的境界線を徹底解剖
違法アダルト配信の逮捕事例と警察摘発ルート 法的境界線を徹底解剖の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
ネット上での動画配信が罪に問われる最大の根拠となるのが、刑法第175条(わいせつ電磁的記録等陳列罪)である。性器の露出部分に適正なモザイク処理やぼかしが施されていない動画を、不特定多数が閲覧できる状態に置いた時点で同罪が成立する。「有料会員限定のクローズドな空間だから不特定多数ではない」という弁明は法的に一切通用しない。判例上、会員登録さえすれば誰でも閲覧可能な状態は「公然」とみなされるからだ。
表現の自由と猥褻規制のバランスについては長年議論が交わされてきたが、国会答弁においても法務大臣が「サイバー空間における違法・有害情報の流通に対しては、法と証拠に基づき厳正に対処していく」との姿勢を繰り返し表明している。特に悪質な無修正動画の散布に対しては、司法当局の裁量基準も厳格化の方向へ舵を切っている。
法的な境界線で特に注意すべきは、モザイクの薄さや処理の不完全さだ。投稿者が「処理をしたつもり」であっても、技術的に復元可能であったり、視覚的に性器が認識できるレベルであれば、容赦なく「わいせつ物」として認定される。法律の解釈を都合よく自己正当化することが、決定的な悲劇を引き起こす原因となっている。