キッチン南海神保町店の現在|移転後も大行列が続く真相と攻略法

キッチン南海神保町店の現在|移転後も大行列が続く真相と攻略法にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

古書店街のシンボルとして愛されたすずらん通りの旧店舗が54年の歴史に幕を閉じたのは、2020年6月26日のことでした。当時、ビルの解体工事に伴う退去報道が流れた瞬間、店頭には連日3時間を超える別れを惜しむファンの列ができ、メディアでも大々的に報じられました。多くの常連が「もうあの味は食べられないのか」と肩を落としたキッチン南海神保町店の移転理由は、昭和30年代築のビルの老朽化と耐震基準の問題、そして創業者の南山茂氏が高齢を理由に一線を退く決断をしたことにありました。

しかし、半世紀以上紡がれた灯火は消えませんでした。南山氏の右腕として長年厨房を預かり、神保町の厨房で腕を振るい続けてきた料理長の中條知徳氏が暖簾と看板を正式に引き継ぎ、同年7月29日、白山通りを渡った路地裏(東京都千代田区神田神保町1-39-8 ハウス神保町1F)へと移転独立を果たしたのです。

キッチン南海神保町店の現在の場所は、東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・三田線の神保町駅A5出口から徒歩約2〜3分、さくら通りから一本北側の路地を入った閑静なエリアです。旧店舗の象徴であった緑色の看板とノスタルジックな佇まいはそのままに、厨房機器を現代的にアップデートしながらも、カウンター越しに響くカツを揚げる心地よい音と湯気は、かつての空気感を寸分違わず再現しています。「場所が変わっても、鍋を振る人間と味の魂が変わらなければ客はついてくる」という中條氏の気概が、現在の変わらぬ大盛況の礎となっています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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