梅田の夜に立つ女性たち|兎我野町と公園に広がる裏社会の真実
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長期にわたる調査報道のなかで接触した当事者たちの証言からは、個別の事情にとどまらない構造的な困窮と孤立が浮かび上がる。
「普通の風俗店では働けない事情がある」「即日現金が必要だった」。路地に立っていた20代の女性は、震える手でタバコを握りながらそう吐露した。背景にあるのは、ホストクラブやメンズ地下アイドルへの過度な支出による借金苦、家庭内暴力からの避難、あるいは精神的な疾患による就労困難など多岐にわたる。身元確認や面接が厳格な固定店舗に入店できない層が、最後のセーフティネットを失った果てに路上へ流れ着いている。
さらに深刻なのは、背後に潜む「スカウト」や悪質な仲介組織の存在だ。自由意志で立っているように見えて、実際には売上の一部を上納させられたり、指定された場所での立ち番を強要されたりするケースが珍しくない。経済的困窮につけ込み、女性たちを搾取のサイクルに閉じ込める闇のネットワークが、ネオンの裏側に確実に根を張っている。