天気の子の聖地は今どうなった?代々木会館跡地と都内名所の現在地
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『天気の子』における最も印象的なモニュメントといえば、ヒロイン・陽菜が晴れ女の力を手に入れた「屋上に鳥居がある廃ビル」です。その外観の直接のモデルとなったのが、JR代々木駅西口にそびえ立っていた代々木会館でした。昭和の面影を色濃く残し、「代々木の九龍城」とも呼ばれた雑居ビルは、作中で圧倒的な存在感を放っていました。
しかし、映画公開とほぼ同時期の2019年8月より老朽化に伴う解体工事に着手され、2020年1月末までに地上構造物の撤去が完了しました。現場確認によると、かつて陰影を帯びていた敷地には新たな近代的なビルが竣工しており、当時の昭和レトロな面影は跡形もありません。現地を訪れたファンからは「映画の面影が消えて寂しい半面、都市が代謝を繰り返す『天気の子』のテーマそのものを実感する」という感慨深い声が多く寄せられています。
ここで重要なのは、屋上にあった鳥居や小さな祠自体のモデルは別の場所にあるという事実です。外観構造は代々木会館を参照しつつ、屋上神社の空間的モチーフは銀座の「朝日稲荷神社」や各所の屋上社殿が複合的にインスパイアされたと制作陣の言及やファン検証で判明しています。代々木会館そのものは姿を消したものの、作品が描いた「変容し続ける東京」のリアルな証として、跡地巡礼に訪れる旅行者は後を絶ちません。