通信制大学の学費は格安か?「想定外の追加出費」と総額の真相

通信制大学の学費は格安か?「想定外の追加出費」と総額の真相の詳細について、専門知識を基に徹底解説します。

文部科学省の公開データや各種調査数値を精査すると、通信制大学の4年間の学費平均は約123万円と算出されています。通学制私立大学の4年間平均(約400万〜500万円)と比較すれば、約4分の1という驚異的なコストパフォーマンスであることは間違いありません。全国に存在する通信制大学の半数以上が「4年間で100万円以下」を達成可能な学費体系を掲げています。

具体的なモデルケースを見てみましょう。歴史ある法政大学通信教育部では、年間の基本授業料を90,000円に設定しています。これは「望む者誰もが学べるように」という設立理念に基づき、可能な限り門戸を広げるための戦略的な設定です。また、日本大学通信教育部においても、基本授業料は100,000円(32単位までの通信授業料および教材費を含む)と極めて明瞭な価格設定がなされており、ペイジーやコンビニ決済による柔軟な納入に対応しています。

しかし、ここで注意しなければならないのは、各大学が公表している「モデルケースの金額」と通信制大学4年間の総額費用には大きな乖離が生じやすい点です。初年度の入学諸費用と教育費の合計額だけでも、10万円〜30万円前後で収まる大学が多い反面、フルオンラインで高度なサポート体制を敷く早稲田大学人間科学部eスクールのように初年度納入金が904,000円に達し、4年間の総額が300万円を超える大学も実在します。「通信制=どこでも一律に格安」と盲信するのは危険です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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